【エッセイ】損するお客さん得するお客さん

エッセイ

損するお客さんと得するお客さん

私は、数年前からスノーボードのインストラクターをしており、多くのお客さんにスノーボードのレッスンを行ってきました。

50代を過ぎた年配の男性や、親子三人で参加の家族、20代の女の子2人組や、リフトでよくしゃべる小学生の男の子、全く反応してくれない女の子や、学生グループや、学校の行事でやってきた団体さん。やる気マンマンでカラ回りの男性や、学校の行事で嫌々つれて来られた中学生と、様々なお客さんがいらっしゃいます。

インストラクターにとって、レッスンをやり易いお客さんとは、元気イッパイで、やる気があって、しっかりと返事や反応をみせてくれ、なおかつ運動神経の良いお客さんです。

しかし、なかなか三拍子揃ったようなお客さんには出会えません。なので、インストラクターとして、スノーボードを楽しませてあげることをお客さん一人一人に合わせた対応で行っているつもりです。

現在私は、夏でもスノーボードのジャンプが練習できる施設でもレッスンを行っています。

冬場のスキー場でのインストラクター業務とは違い、ボランティアスタッフという形で、賃金を貰わずにレッスンを行っています。

だから、と言うわけではないのですが、100%お客さんの為に、というような気合いは入っていないと思います。自分もジャンプを楽しみながら、お客さんにも軽くレッスンします的なノリになっていると思います。

しかし、私が賃金を貰っていようが貰っていなかろうが、お客さんの知った事ではなく、スタッフとして施設に在籍しているのであれば、真剣なレッスンを望むお客さんも少なからずいるわけです。

そういう方であれば、私も100%お客さんの為にという気持ちでレッスンをやらせてもらいます。

最近、よく来られるお客さんが二人おられます。二人とも看護師さんで同じ年の女性です。しかし、この二人、レッスンに対する反応が、全く対照的なのです。

仮にAさんBさんと呼ぶことにします。

Aさんは、初心者でまだあまり上手く滑る事ができません。なので、ジャンプも上手に飛ぶことができません。しかし、凄く負けず嫌いで、転げても転げても起き上がり負けずに頑張っています。

そして、アドバイスに対する返答が元気で、レッスンをしている私も楽しくなってきて、レッスンにも熱が入ってくるのです。

時には悔しくて泣いてしまうこともありましたが、頑張っている姿を見ていると、自分が楽しむ事など忘れて、レッスンに没頭できます。

ジャンプが上手くできた時に誉めてあげると、ありがとうございますと本当にうれしそうに笑います。

一方、Bさんはというと、Bさんもスノーボードが大好きで、本当に頑張っています。初心者を脱出し、上手く滑り、ジャンプができるようになってきたところです。

Bさんは口癖が、「本当ですか?」なのか、ジャンプが上手くできた時に誉めると、必ず「本当ですか?」と発言します。

さらに、「でも~」と続き自分の意見を発言しようとします。

例:
私「今のジャンプ良かったですよ!」
Bさん「本当ですか? でも、足がしっかり曲がってなかったと思います。」

このように、誉めても、「本当ですか?」、「でも~」と答えるのです。
これには、少しイラッとしてしまいます(笑)

そこに、悪意は無く、性格上の問題なのだと思いますが、インストラクターも人間なので、誉めれば、素直に喜ぶくらいの方がレッスンにも力が入ります。特に女性は、素直に喜ぶ方が可愛らしいなと思います。

AさんとBさんが同時にやってきてレッスンを希望した場合、どうしてもAさんの方にレッスンの度合いが強くなってしまいます。

もっともっと仲良くなり、インストラクターとお客さんからスノーボード仲間になり、友達となれたら注意したいと思います。

損するお客さんと得するお客さん、あなたはどちら?

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